日本人女性の乳がんによる死亡率・罹患率の高さは、今や見過ごせないものとなっています。

女性のかかる「がん」部位別推移表

独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「部位別がん死亡率 女性2013年」

女性の部位別がん罹患率

独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「部位別がん罹患率 女性2011年」

乳がんの転移、再発に備える!乳がん経験者専用のがん保険

 最近では乳がんの転移、再発に備える乳がんになった方専用のがん保険を発売している保険会社があるほどです。
 それほど乳がんになる方が多いという証であるとも言えます。この乳がん患者専用のがん保険はがんの転移・再発に備えるためのがん保険です。

改めて学びたい、乳がんのこと

 乳がんについて、ニュースなどで見られる話題でご存知の方も多いでしょうが、実際にどういった病気かということはご存じではない方も少なくないでしょう。
ここで改めて、各種のデータを基に乳がんについて、詳しく見ていきましょう。

交通事故より多い!乳がんによる死亡者数

平成25年に乳がんで亡くなった女性は13,148人で、交通事故で亡くなった人数4,373人の3倍に上ります。
乳がん死亡者数 推移表

乳がんになりやすい年齢

 乳がんの特徴は、40歳代から50歳代で罹患率が高くなることです。
年齢別 乳がんにかかる率表

独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「部位別がん罹患数(2011年)」

乳がんができやすい部分・初期症状

 乳がんが最もできやすい部分は、乳房の上部わき側です。次に多いのは上部内側で、上半分にできやすいという統計がでています。
 また、触ってしこりが無いかどうかチェックしましょう。もし、乳頭から分泌液がでる場合は、しこりを感じられなくても奥に乳がんがある可能性があります。
しこりや分泌液など 「おかしいな?」と思う症状があったら、初期症状かもしれません。すぐ専門医で診察を受けましょう。

乳がんになりやすいとされる方々

 以下の因子にあてはまる方は特に、時折自分で乳房をチェックし、症状の変化が無いかどうか?を確認し、乳がんの早期発見につとめてください。

<乳がんの危険因子>

  1. 家族歴:自分の母親または子が乳がんにかかったことがある者
  2. 既往歴:本人が良性乳腺疾患にかかったことがある者
  3. 高年初産である者
  4. 未経産の者(子供を一度も産んだことの無い人)
  5. 飲酒習慣
  6. 自己検診と定期検診で、乳がんを早い時期に発見しましょう!

    独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「がん種別リスク要因と予防法」

    日々触診で症状の変化を!乳がんの自己検診

    乳がんのセルフチェック(大)
    【クリックで拡大】
    (アフラック「おうちでできる乳がんのセルフチェック」より)
    乳がん検診の内容

     医療機関での乳がん検診には、問診・視触診・エコー検査(超音波)・マンモグラフィーなどがあります。

    問診 月経周期、初潮・閉経時期、未婚・既婚、妊娠・出産経験の有無、病歴、家族歴、気がかりな症状などについて聞かれます
    視診 乳房の形、左右の対称性、ひきつれ、陥没、皮膚の変化などを観察します
    触診 座った状態や仰向けになった姿勢で指で乳房全体を軽くタッチしながら「しこり」や異常がないかを確かめます。わきの下のリンパ節も触診します
    エコー検査 乳房に超音波をあてて、組織からの反射をとらえて画像にし、濃度の違いで病巣を発見する診査です
    マンモグラフィー 乳腺、乳房専用のレントゲン撮影です。触っても判らないような小さな乳がんや「しこり」を作らない乳がんを白い影や石灰砂の影としてみつける事ができます

    日本と欧米の乳がん検診比較

     日本の乳がんを取り巻く環境の中で欧米とは決定的に異なる点があります。それは乳がんによる死亡率です。欧米での乳がんの発生率、死亡率は日本の3倍以上もあるそうですが、死亡率は1990年代以降低下しており、日本だけが増加の一途をたどっています。
     その原因のひとつに検診の方法が挙げられます。欧米では、50~70%以上の人がマンモグラフィー検診を受診していますが、日本での受診率は20程度です。マンモグラフィー検診によって、乳がんが早期発見されているのです。乳がんが早期発見されれば、手術の場合でも乳房を残したり、胸の筋肉を残す事も可能です。

    乳がんの早期発見を!ピンクリボン運動

     乳がんの早期発見・早期治療を通じて、乳がんで悲しむ人をなくすためのピンクリボン運動があります。
     この運動は、アメリカの乳がんで亡くなられた方の家族が「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めて作ったリボンからスタートした、乳がん啓発運動のシンボルマークです。
     日本でも全国初の啓発市民団体として、2003年にNPO法人 J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)が法人認証を受けピンクリボン運動を行っています。また、外資系企業が中心になって独自で啓発イベントを実施したり、ピンクリボンをあしらった商品を販売するなど、乳がんの早期発見を啓発するための活動が盛んになってきました。NPO法人 J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)のホームページには、ピンクリボン運動の活動内容やマンモグラフィーについてのQ&A、マンモグラフィーの設置してある病院が紹介されています。ご参考にして下さい。

    情報提供:NPO法人 J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)

     親族にがんに罹患された方がいる方は、『がん保険』・『先進医療対応の医療保険』をぜひご検討下さい。

    万が一、がんになってしまった場合の生活費の準備も怠らず!

     残念ながら、検診をどんなにまじめにやっていても、がんに罹患してしまう可能性はあります。もしなってしまったら、そのときは治療費などのことをなるべく心配せずに、前向きに治療に取り組みたいですよね。
     ですが、がん保険では治療費に備えることはできても、治療や療養のために長期間働けない場合の収入を補うことはできません。がんの治療は思いがけず長期化することもありますから、療養中の生活費準備に活用できる就業不能保険で備えておきましょう!

    参考ページ:女性特有の病気「子宮頚がんと無料検診」のしくみ
    参考ページ:乳がん罹患者でも入れる、転移・再発に備える乳がん経験者の専用がん保険
    参考ページ:がん特約も付加できるネット生保の格安医療保険
    参考ページ:妊娠前に考える女性の医療保険

    参考ページ:がん保険は入った方がいい?がん保険の選び方
    参考ページ:がん保険の選び方
    参考ページ:がんの保険診療と自由診療