「人生五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」

 織田信長が天下統一への第一歩を踏み出した桶狭間の戦いの前夜、謡い舞った“敦盛”は有名な一節。当時、日本人の平均寿命は50歳だったことが表されています。
 その後、信長は48歳、本能寺の変で人生の幕を閉じました。

日本人の平均寿命

それから約450年。

平均寿命の年次推移 (単位:年)
暦年 男女差
昭和22 50.06 53.96 3.90
25~27 59.57 62.97 3.40
30 63.60 67.75 4.15
35 65.32 70.19 4.87
40 67.74 72.92 5.18
45 69.31 74.66 5.35
50 71.73 76.89 5.16
55 73.35 78.76 5.41
60 74.78 80.48 5.70
平成2 75.92 81.90 5.98
7 76.38 82.85 6.47
8 77.01 83.59 6.58
9 77.19 83.82 6.63
10 77.16 84.01 6.85
11 77.10 83.99 6.89
12 77.72 84.60 6.88
13 78.07 84.93 6.86
14 78.32 85.23 6.91
15 78.36 85.33 6.97
16 78.64 85.59 6.95
17 78.56 85.52 6.96
18 79.00 85.81 6.80
19 79.19 85.99 6.62
20 79.29 86.05 6.76
21 79.59 86.44 6.85
22 79.55 86.30 6.75
23 79.44 85.90 6.46
24 79.94 86.41 6.47
27 80.79 87.05 6.26

注:1)平成17年以前及び平成22年は完全生命表による。
  2)昭和45年以前は、沖縄県を除く値である。
厚生労働省大臣官房統計情報部 平成27年簡易生命表より

日本は世界有数の長寿国となり、日本人の平均寿命は男性80.79歳(世界第4位)、女性87.05歳(世界第2位)となりました。

日本人の平均寿命は、ゆるやかに延びてきたのではなく、戦後、急激に延び始めました。死亡率と出産率が急激に低下し、それまでの高出産・高死亡から低出産・低死亡型へと変化しました

戦後、初めて平均寿命が50歳を越えてから、日本人の平均寿命の延びは著しく、昭和58年(1983年)には世界で最も“長寿”の国[資料:WHO Care Heath Indicators]になり、現在に至っています。

日本人の平均寿命は世界一

長寿と切り離せない年金制度

 大正12年(1923年)、軍人と高級官史優先の恩給制度に端を発した公的年金制度ですが、当時の平均寿命はまだ50歳ほど。
 「60歳から年金を受け取れますよ」と言われても半分以上の人が受け取れなかったわけです。また当初、女性に年金はありませんでした。

枯渇する年金制度。長生きがリスクに・・・

 この当時のデータを基に年金制度は作られていますから、現在「65歳から受け取れます」といえば、かなり多くの人が年金を受け取れることになります。少子高齢化で給付の財源が減っていることも合わせて考えると、一人あたりの年金の取り分が減るということを意味します。
 今後、日本人の平均寿命は更に延びると予測されていますが、そうなると公的年金の受取額はますます減っていくのではないでしょうか?

国へ納めた年金保険料は自分のためではない!

 現在、自分が納めている年金は「将来の自分のための年金」のために運用されて増やされていると思っている方が多くいますが、公的年金制度の実態は、今現在の現役勤労者の支払う年金保険料を原資として、現在の受給世代への給付されています。年金を納めている人のほうが年金を受け取る方よりも多い場合には問題が起こりませんが、現役の労働人口に比べて年金受け取り人口が多くなっていくと、年金を納める人が少なく、年金をもらう人が多いという状況になるために財源が不足していきます。

 つまり、自分が納めて積み立てた年金保険料が、自分の受け取る年金の原資ではないということです。

 ですが、誰しも定年を迎え、仕事をリタイアするときは必ずやってきます。老後を見据えて生活に困らないように、無理のない長期計画を立てて少しずつ蓄え、楽しい老後を過ごしたいものです。

 何せ、平均寿命が世界一短いアフリカのシェラレオネ(46歳[資料:WHO Care Heath Indicators])の人たちの2倍近くも長生きできるのですから。

公的年金制度は定期的に改正される

 先述の通り将来、公的年金制度が改正されることは間違いありません。公的年金が将来枯渇することは分かっていたのですが、当たり障りのない小規模な改正と年金保険料の値上げを行い、根本的な改革がなされずに今日まで来ています。問題の先送りですよね。

 一般的に、今後の年金制度改革がなされても、昭和40年代以降に生まれた方々は「支払った年金保険料以上に年金を受け取ることはできない」と言われています。

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個人年金保険を活用して老後資金を!

 以上のように公的年金制度だけでは万全とはいえない老後の資金。となれば「自分の老後は自分で守る」しかありません。そこでお勧めするのが個人年金保険です。個人年金保険にはいくつかの種類があります。一生涯に渡って年金が受取れる終身個人年金保険、積立利率に最低保証がついた積立利率変動型個人年金保険、持病があっても無告知で加入することができる無選択型個人年金保険、将来の受取額が確定している確定年金保険など、です。

 まずは個人年金保険の資料を取り寄せ、パンフレットなどをよく読んで、吟味して自分にあった個人年金保険をお選びください。もしかしたらあなたが長寿世界一にになる可能性もありますね。

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参考ページ : 「告知のみ」で89歳まで加入可能!高齢者の医療保険
参考ページ : 個人年金保険の選び方