共済保険の加入件数は全労済、JA共済など併せて6,000万件以上!

 一口に共済といっても評判の良い共済がたくさんありますね。全労済が扱うこくみん共済、JA(農協)が扱うJA共済、日本コープ共済生活協同組合連合会が扱うコープ共済(CO・OP共済)、各都道府県単位で加入する都民共済・県民共済・道民共済・府民共済など、たくさんの共済制度があります。また、市町村によっては市民共済・町民共済があるところも。
 一番大きな共済は、全労済が運営するこくみん共済でなんと加入件数は3,442万件、コープ共済(CO・OP共済)は740万件、JA共済は1,900万件と、国民の二人に一人は何らかの共済に加入していることになる件数です。(各共済制度のホームページより 2011年3月時点の数値)

 とは言え、生命保険と共済保険、なんか似たような保障制度のようですが、違いがよく解らない!そんな方のために、生命保険でもお手ごろな保険料で人気急上昇中のネット保険と、有名な共済保険との違いを例に上げ、死亡保障に関する生命保険と共済保険を比較しましょう。

生命保険と共済保険では、監督官庁と根拠法令が異なる

 生命保険は「保険」と呼ぶのに対して、共済保険は通常「共済」と呼びます。同様に生命保険では「保険金」、「保険料」、「配当金」と使う用語に対し、共済保険ではそれに値する言葉として「共済金」、「共済掛金」、「割戻金」という言葉が使われます。この違いは、保険会社と共済の監督官庁と根拠法令が異なるところから生じています。
 保険会社の場合、監督官庁が金融庁であり、保険業法という法律のもとに成り立っている制度で、JA共済の場合の監督官庁は農林水産省、根拠法令は農業協同組合法で、全労済や県民共済などでの監督官庁は厚生労働省、根拠法令は消費生活協同組合法と、各共済によって監督官庁と根拠法令が異なっているのです。制度上の最大の違いは「生命保険は営利事業」、「共済保険は共済事業」という非営利事業にカテゴリされています。
 では、こくみん共済、JA共済を例に生命保険とを比較してみましょう。

生命保険とこくみん共済、JA共済、制度上の違い

生命保険・共済のメリット・デメリット
参考:社団法人生命保険協会ホームページhttp://www.seiho.or.jp/qa_kyosai.html

共済保険は組合員以外、加入することができない

 生命保険に加入できる方は、日本国内に居住していれば、原則として誰でも(不特定多数)加入することが可能です。一方、共済保険は、原則としてある特定の条件を満たした(特定多数)を対象とした保障制度で、特定の地域に住む人・特定の職業に就く人などが共済組合に加入できます。その組合員を対象に行っている保障制度が共済保険です。

共済保険の魅力は、なんといっても掛金の安さ!

 共済の評判の良さは掛金の安さ。共済制度は「相互扶助の精神に則った組合員の助け合い」で成り立つ非営利事業ですので共済は掛金の安さが魅力です。一方、生命保険会社は営利を目的とした株式会社が主流で、共済保険と比べると保険料が比較的高めに設定されています。
 ただしネット保険の中で、最近登場したインターネット専業の生命保険会社「ネット生保」の場合、事務コスト・人件費などの事業経費が抑えられていることもあり、保険料はかなり安く設定されています。
 保障内容、保険期間、保険金額によって保険料・掛金が変ってくるのは当然ですが、生命保険は年齢や性別ごとに細かく保険料の設定がされていますが、共済の場合、年齢や性別など、一定の人たちをまとめて掛金を設定した「年齢群団方式」が使われている場合もあります。年齢群団方式で同じ掛金の場合、若い人には割高、年齢の高い人には割安ということになります。
 共済保険は非営利事業ですので毎年決算後、余ったお金(余剰金=株式会社ならば利益に当たります)を共済保険加入者に還元する「割戻金」があります。

共済保険とネット生命保険の商品の特性比較

 では、共済保険と生命保険、実際にどのくらいの保障内容に差があるか比較してみましょう。ここでは10年定期死亡保障をネット生保のアクサダイレクト生命ライフネット生命、代表的な共済保険である全労済こくみん共済の「新せいめい共済」とCO・OP共済の「あいぷらす」を例に比較しています。

ネット保険と共済保険 死亡保障の商品比較

ネット保険と共済保険 死亡保障の商品比較 表
 ※上記は各商品の概要を記載したものであり、全てを記載したものではありません。各商品の詳細につきましては各生命保険会社または契約引受団体が発行するパンフレット・ご契約のしおり等でご確認ください。

共済保険とネット生保、
定期保険の保険料・掛金比較(男性)

 男性の場合:10年定期死亡保障
 ネット生保:アクサダイレクト生命保険「アクサダイレクトの定期保険2」、ライフネット生命保険「かぞくへの保険」
 共済保険:こくみん共済「新せいめい共済」とCO・OP共済「あいぷらす」

ネット保険と共済保険比較
死亡保障の保険料・掛金比較(男性)

【 保険期間・保険料(掛金)払込期間:10年 】

ネット保険と共済保険比較 死亡保障の保険料・掛金比較(男性)
 ※1.こくみん共済「新せいめい共済(定期生命プラン)」には不慮の事故(災害)の時には倍額が保障される「災害死亡特約」がセットされている金額です。ご興味のある方は保険料試算してみてください。
 ※2.上記資料は各社の生命保険・共済商品の月払保険料・掛金を単純掲載したものであり、生命保険商品の優劣を表すものではありません。各商品の詳細につきましては各生命保険会社または契約引受団体が発行するパンフレット・ご契約のしおり等でご確認ください。共済には決算に応じた割戻金がありますので、実質負担額は下がる可能性もあります。2014年5月時点で作成しています。

共済保険とネット生保、
定期保険の保険料・掛金比較(女性)

 女性の場合:10年定期死亡保障
ネット生保:アクサダイレクト生命保険「アクサダイレクトの定期保険2」、ライフネット生命保険「かぞくへの保険」
 共済保険:こくみん共済「新せいめい共済」とCO・OP共済「あいぷらす」

ネット保険と共済保険比較
死亡保険の保険料・掛金比較(女性)

【 保険期間・保険料(掛金)払込期間:10年 】

ネット保険と共済保険比較 死亡保険の保険料・掛金比較(女性)
 ※1.こくみん共済「新せいめい共済(定期生命プラン)」には不慮の事故(災害)の時には倍額が保障される「災害死亡特約」がセットされている金額です。ご興味のある方は保険料試算してみてください。
 ※2.上記資料は各社の生命保険・共済商品の月払保険料・掛金を単純掲載したものであり、生命保険商品の優劣を表すものではありません。各商品の詳細につきましては各生命保険会社または契約引受団体が発行するパンフレット・ご契約のしおり等でご確認ください。共済には決算に応じた割戻金がありますので、実質負担額は下がる可能性もあります。2014年5月時点で作成しています。

自分にあった保障を選ぶ

 ここで例に挙げた共済保険と生命保険の保障制度は死亡保障(10年定期)のみです。この他、特約を付けたり10年定期以外の死亡保障もありますし、また医療保障や自動車・火災など共済保険を選ぶ場合でも、生命保険を選ぶ場合でも「共済保険も生命保険も比較し、自分に合った保障制度を納得してから選択する」ことが重要です。評判の良さや単純に保険料や掛金のみならず、制度のバックグラウンドや特約・自分のライフスタイルなど幅広い観点からの検討をお勧めします。最終的に払い込む保険料・掛金の総額もぜひ、計算してみてください。

本文:スキラージャパン 伊藤亮太

承認番号:AXA-031-145-078、LN-RT-11090-9110

参考ページ:生命保険人気ランキング
参考ページ:全労済のこくみん共済「新せいめい共済」掛金一覧へ
参考ページ:CO・OP共済「あいぷらす」掛金一覧へ