『学資保険』は『こども保険』とも呼ばれ、親(契約者)に万が一のことがあってもお子様の教育費などを確実に準備できる生命保険です。子育て雑誌等でも数多く特集が組まれており、赤ちゃんを出産後に加入をご検討いただくご家庭が非常に多くなっています。ただ、ホントに学資保険で準備するのが良いのか?それとも貯金で十分なのか?・・・。

こども保険

 そこで、皆様からご質問をいただくことが多い『学資保険』の選び方のポイントを数点お教えしちゃいます。

学資保険加入時の契約方法で、効果が変わる!

子育て家族の学資保険図

1) 契約形態をどうする?
 一般的には、ご両親(夫・妻)のいずれかが契約者、お子様が被保険者となります。

 『学資保険』は契約者に万が一のことがあった際に、その後の保険料払込が免除されますので、給与収入のある“ご主人様(夫)”を契約者にされるケースが多くなっています。
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夫婦

 また、祖父母が契約者としてご契約いただける生命保険会社もあります。
 しかし、学資保険の保険料は契約者と被保険者の年齢で決まります。
 そのために、高齢な祖父母を契約者とした場合、保険料が高くなってしまいご契約を断念されるケースも見受けられます。

 この場合の解決策として、契約者はご両親のいずれかでご契約され、保険料だけを祖父母名義の銀行口座から引き落とす方法もあります。

貯金か?学資保険か?

2) 学資保険の保険期間(満期)をいつまでに設定すれば良い?
 学資保険は、お子様の年齢にあわせて満期が決まっており、18歳満期もしくは22歳満期のタイプが多くなっています。長く設定すれば月々の保険料が安くはなりますが、大学入学時の費用には間に合いませんね。掛金を減らしてでも18歳満期のほうが良いかと思います。
学資保険の契約期間。学資準備を行う期間は18歳?22歳?

3) 学資保険に加入できる子供の年齢は何歳から?
 ご加入いただけるお子様の年齢は、生命保険会社によって異なります。0歳~2歳の保険会社もあれば、0歳~15歳の保険会社もあります(同じ保険会社でも満期年齢によって異なる場合があります)。また、お子様が生まれる前(出生予定日の140日前からなど)にご加入いただける生命保険会社もあります。
 学資保険は満期の年齢および満期保険金額が決まっているために、お子様が成長されるにつれ保険料払込期間が短くなり、毎回(毎月)支払う保険料も高くなっていきます。
 ご家庭の保険料負担を考慮すると、赤ちゃん誕生後、できるだけ早い時期でのご加入をお薦めします。

学資保険の保障内容は?

1) 祝金受け取りとその時期は?
 お子様の入学時期(中学・高校・大学など)に合わせて祝金(生存給付金)が受け取れ、満期を迎えたときには、満期保険金を受け取ることができます(22歳満期タイプのものは満期保険金がないものもあります)。
18歳満期の学資保険の場合、中学、高校進学時に祝金、大学入学時に満期保険金を受け取れます。

2) 契約者に万が一のことがあった場合、学資保険では?
 契約者(ご両親のいずれか)に万が一のこと(死亡・高度障害)があった場合には、その後の保険料払込が免除され、祝金と満期保険金を受け取ることができます。
学資保険は、親に万が一が起きた場合以後の保険料はいただきません!それでも祝金・満期保険金は受け取れます。
 さらに、育英資金(年金や一時金)が受け取れるタイプもあります。

3) 子供に万が一のことがあった場合、学資保険では?
 被保険者(お子様)に万が一のこと(死亡)があった場合には、死亡給付金(死亡保険金)を受け取れますが、金額は少額(既に払い込んだ保険料相当額など)となっています。

4) 学資保険に子供の医療保障もつけることはできる?
 生命保険会社によっては、医療特約を任意で付加できるタイプ、医療特約が自動的にセットされているタイプもあり、お子様のケガや病気による入院・手術に備えることもできます。ただ、満期を迎えると医療保障も消滅しますので、ご注意を!

学資保険ご加入時のチェックポイント!

 前途の通り学資保険は“貯蓄機能”と共に、契約者に万が一のことがあれば保険料免除、育英資金については契約者の死亡保障と“保障機能”が備わっていますので、単純にお金を貯めるだけの預貯金とは性格(目的)が異なります。
 そのため、保障機能を重視している学資保険は、受取総額(祝金と満期保険金の合計額)が、払込保険料の総額よりも下回る場合もありますのでご注意ください。

学資保険の貯蓄性を高めるためのポイント

1) 保険料をなるべくまとめて払い込む
①月払(年12回)よりも半年払(年2回)、半年払よりも年払(年1回)の方が、事務作業が減る分、払込む保険料の総額は安くなります。

②余裕資金がある方は、数年分(2年分以上)もしくは保険料全額をまとめて前払い(前納といいます)することも可能です。生命保険会社によって割引率は異なりますが、一定の利率で保険料が割り引かれます。定期預金に積んでおくよりも効果がありますよ。
 前納をして契約者および被保険者に万が一のことがあった場合には、まだ充当されていない前納金は未経過保険料としてそのまま返金されます。

③有配当ではなく、無配当の学資保険を選択してください。有配当の生命保険は無配当の生命保険よりも保険料が割高になるのが普通です。また、有配当でも運用次第で配当が無い恐れも秘めています。ならば保険料の無配当の学資保険を選択したほうが、保険料も割安で、リスクも少なく確定した運用を確保できます。

2) 育英資金がない商品を選ぶ
育英資金(年金・一時金)部分については契約者の死亡保障となりますので、死亡保障を確保するための保険料がかかってしまうことになります。

 そのために、契約者が死亡保障の保険に別途加入されている場合には、育英資金がないシンプルな学資保険)を選ぶことにより貯蓄性が高まります。

学資保険はできるだけ早期の契約が月々の負担を軽減します。

おすすめ『こども保険(学資保険)』

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