がんの治療に用いられる粒子線治療について、厚生労働省の専門家会議は、一部のがんに限って保険適
用が妥当だとの意見をまとめました。読売新聞によると、今月中に開かれる厚労相の諮問機関・中央社会保険医療協議会で正式に決定し、4月から保険適用となる見通しです。

粒子線治療とは、陽子線や重粒子線という特殊な放射線を利用し、がんに集中的にダメージを与える治療法。現在は先進医療として自己負担300万円により行われています。このうち保険適用される見込みになったのは、小児がんへの陽子線治療と、手術できない骨や筋肉などにできる骨軟部腫瘍への重粒子線治療です。日本放射線腫瘍学会がまとめた治療実績などから有効性と安全性の高さが確認されたため、保険適用されることになりました。

粒子線治療は、陽子線治療は2001年、重粒子線治療は03年、先端的な医療と一部保険診療との併用を認める先進医療になり、国内では13施設で実施され、近年は年5000人弱が治療を受けています。

(2016年1月18日)

参考ページ : 発表!年間人気がん保険ランキング