厚生労働省は、自営業者らが入る国民年金の保険料納付率が2015年度に63.4%となり、前年度から0.3ポイント上昇したと発表しました。上昇は4年連続です。

国民年金は自営業者や非正規労働者らが加入する公的年金。納付率は、被保険者が納めるべき保険料のうち実際に払われた割合を示します。低所得などで保険料を免除・猶予されている人は納付率の計算から外されています。このため、被保険者全体で実際に納付された割合は40.7%にとどまり、前年度と比べて微増でした。

会社員の厚生年金が給与からの天引きで保険料を納めるのに対し、国民年金は加入者が日本年金機構に払い込む仕組みです。15年度末時点の対象者(第1号被保険者)は1668万人で、前年度末と比べて74万人減りました。

都道府県で納付率が最も高かったのは前年度に続いて島根で77.6%。最も低かったのも前年度と同様に沖縄で、44.5%でした。全体の納付率は2011年度の58.6%を底に改善しているものの、依然として低い水準が続いています。1996年度まで80%を超えていました。