公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は26日、2016年4~6月期の運用損益が5兆2342億円のマイナスになったと正式に発表しました。

英国の欧州連合(EU)離脱問題などによる株安や円高が響いた。14年10月に株式の運用比率を2倍に引き上げる改革を実施してからの7四半期分の合計で、初めて1兆962億円の赤字になりました。

資産別にみると、国内株と外国株の合計で約4兆7千億円、外国債も1兆5千億円の損失。利益を出したのは国内債の9400億円のみでした。

収益のマイナスの大半は評価損で、実際に損失が出たわけではありません。年金給付の9割程度は保険料と国庫負担でまかなっており、積立金の割合は1割
程度にとどまります。GPIFは「年金運用は長期で見るもので、市場価格が短期的に上下しても給付額に影響はない」と説明しています。