子どもが小さい頃に、ケガをさせたりさせられたりというのはどのご家庭でも経験をされることでしょう。
例えば遊んでいる時にぶつかってしまったり、おもちゃを取られ怒って友達を噛んでしまったり…。病院に行くようなケガもないささいなことであれば基本的に保育園や幼稚園の先生が対応をしてくれ、お迎えの時や連絡帳などでそういうことがありましたよと教えてもらっておしまい、となることがほとんどでしょう。

しかし、それで終わりにできないケースになってしまったら、どう対応をすれば良いのでしょうか。

子ども同士のトラブル…親はどうやって対応する?

ある程度のトラブルならば先生が間に立って対応をしてくれます。しかし、子どもがお友達に病院へ行く必要があるほどのケガをさせてしまった場合や、持ち物を壊してしまったり汚してしまった場合などは、保護者として対応が必要になります。

トラブルは突然に起こります。その時にどのように対応をすれば良いのでしょうか。

実例で見る!子どものトラブル、どうやって解決した?

ここでは実際に、お子様がお友達にケガをさせてしまったママさんの体験談をご紹介します。
都内に住むIさんは、お子様が小さい頃、保育園でトラブルを起こしてしまいました。

保育園児だった息子が、いつも遊んでいるお友達とクラスでふざけていた時、息子が勢いあまってお友達を押してしまい、その子が机のフチに目の上をぶつけてしまいました。 先生からは「軽く打った程度」と聞いていて内心ホッとしましたが、それでも打った場所が場所だけに、お友達のママさんに様子伺いと謝罪の連絡をしました。
けれどかえってきたメールで、ケガの状態や検査結果は問題なかったけれど、私の想像していた以上に腫れてしまっていたこと、そしてなによりお友達のママさんがかなり怒っていることが分かりました。

その時はとてつもない不安感もありましたが、よく会うママさんだったのでこじれるのを避けたいという気持ちが強かったので、どう謝罪すれば一番誠意が伝わるか、すぐに親しい先輩ママに相談をしたところ、3つのアドバイスをもらいました。

  1. 必ず子どもも連れて行き、子ども本人に謝らせる
  2. とにかく早く謝りに行く。できれば当日中がベスト
  3. 菓子折りは必ず持っていく。安いものは避け、評判のいいものを選ぶ

そのアドバイスの通り、直接そのまま菓子折りを買いに行き、謝罪に伺いました。
すると、ケガは腫れがひどいものの回復にはそれほど期間がかからないこと、こちらの謝罪も受け入れていただきママさんの怒りは収まったこと、手持ちの菓子折りをとても気に入ってくれて喜んでくれたこと、などすべてが上手く作用して、事なきを得ました。

しかし、これがもっと大ケガだったら、もっとこじれていたら、自分はちゃんと対処ができたのだろうか?と考えるとちょっと怖い気がしました。

子どものトラブルでの謝り方のポイント

Iさんの実例では、お相手のお子さんがそこまで大きいケガではなかったこともあり、大ごとになる前に解決をすることができました。上にも出てきましたが、子どもがトラブルを起こしてしまった際の対処のポイントはいくつかあります。

子ども本人と一緒に謝る

トラブルの謝罪をする場合には、親だけで行くのではなく、子ども本人も一緒に謝りに行くのが良いでしょう。当事者である子どもとその保護者である親の両方が、そのトラブルを真剣に受け止め反省している姿勢を相手にも示すことが重要です。子どもに「自分がどんなことをしてしまったか、それをしたことでどういうことが起こってしまうのか」を教えるためにも、謝罪には一緒に行くようにしましょう。

できるだけ早く謝りに行く

謝罪はできる限り当日中、遅くともその翌日にはできるようにしましょう。謝罪までの時間がかかってしまうと、相手の方の中で子どもや自分への悪い印象が強くなってしまい、下手をすると他の親の間でその出来事が尾ひれのついた状態で広まってしまう、ということになりかねません。尻込みをしてしまう気持ちもわかりますが、勇気を出してその日のうちに相手へ連絡を取り、謝罪の予定を設定しましょう。その場合、予定は相手の都合に合わせることが大切です。

謝りに行くときは手土産も準備する

対面での謝罪が必要となったIさんは手土産としてお菓子を持って行きました。誠意や反省の気持ちを言葉や態度だけで示すのはとても難しいですので、相手にわかってもらいやすくするよう手土産や見舞金(状況にもよりますが、~5,000円がめやす)を準備できると良いでしょう。

謝罪は心をこめて、誠実に!

とにかく心掛けたいのは、『相手に「このトラブルを軽く見ている」と思われないよう、誠実な態度で対応する』ことです。トラブルの後処理が長引き日常生活に支障が出てしまうことを避けたいのは、相手も同じ。なるべく早くお互いがいつも通りの生活に戻れるように、迅速に対応をするのが一番のポイントです。

また、現在では個人情報保護の観点から相手の連絡先や住所がどうしてもわからない場合もあります。その場合には、保育園などの場合には送り迎えのタイミングで声がけをし、謝罪をするようにしましょう。タイミングがどうしても合いづらい方の場合や相手の保護者の方の顔がわからない場合には、謝罪の手紙を書いて先生へ預け、相手の方へ渡してもらうようお願いしましょう。

相手に治療費や慰謝料を請求された!どうするべき?

相手のケガの重さや、壊したり汚したりしてしまった物の金額によっては、治療費や慰謝料を相手から請求されることになるかもしれません。周囲にも相談をするのは難しいことだと思いますが、まずは落ち着いて、対応を出来るようにしましょう。

治療費・慰謝料は払わなくてはダメ?

小さな子どもの場合、事件や事故の加害者となってしまっても責任能力はないため、代わりに、親が監督義務者として、賠償請求などに応じなくてはいけないのです。

例えばお子様が小学生で、お友達を骨折させてしまい、通院費用を請求された場合は、監督義務者のあなたが支払いを行わなくてはいけません。

賠償費用は個人賠償責任保険で対応できる!

こうした治療費を請求された場合には、ご加入の個人賠償責任保険を利用できる可能性があります。個人賠償責任保険とは、日常生活のトラブルで人の物を壊してしまったりケガをさせてしまったりした場合の賠償費用をまかなう保険です。例えば火災保険・自動車保険・傷害保険など、損害保険や共済保険に加入をされていると、その際にこの個人賠償責任保険にも特約などとして加入をしている場合があります。

この保険を利用できるケースであれば、相手から請求された治療費や賠償費用をまかなうことができます。相手からの治療費や慰謝料の請求があった場合、まずはご加入の保険を確認し、個人賠償責任保険への加入があればその保険会社へ相談をするようにしましょう。

個人賠償責任保険に加入をされており、その保険に示談交渉サービスがついている場合は保険会社が相手と金額の交渉をしてくれますので、あまり心配はいりません。しかしもしも保険に加入していない場合や、加入していたとしても示談交渉サービスがついていなかった場合には自分でその交渉をしてくれる弁護士などを探さなくてはいけません。

自分ではもう解決できない…そんな時の相談先

トラブルのために相手との関係がこじれてしまい、悪い噂を流される・いやがらせを受けるなどのように、自分ではどうしたら良いのかわからない状況となってしまった場合、どこへ相談をすれば良いのでしょうか。
知人に弁護士がいらっしゃる場合はその人へ相談をするのが一番です。しかし、そうした知り合いがいない場合には、法テラスのサポートダイヤルを利用するのが良いでしょう。法テラスのサポートダイヤルでは、自分が巻き込まれているトラブルが法的解決できるものかどうかの相談や、相談できる弁護士会などの窓口紹介もしてもらえます。また、収入が一定以下の方の場合には法テラスでの無料相談を利用できます。
自分ではもう解決できないくらいに問題が大きくなってしまった場合には、早急に法律の専門家を頼るようにしましょう。

事前にトラブルから家族を守る備えをしましょう!

トラブルに自分や家族が巻き込まれてしまった場合、解決に向けた行動をいかに早く取るかがポイントになります。子どもがやってしまったことの場合、子どもだけではトラブルをうまく解決できないことも多いでしょう。そして、子どもの性格によっては怒られることへの不安感などから、トラブルを起こしてしまっても親に打ち明けることができず、気付いたら問題が大きくなってしまっていた、ということもあるかもしれません。日頃からささいなことでも子どもが親に話せるような関係や家庭環境を作るようにしたいものです。

また、事前にトラブルに巻き込まれた時の対策を準備しておくのも良いでしょう。もしもご加入されている損害保険や共済保険に個人賠償責任保険をつけていなくても、後から追加で加入をすることもできます。個人賠償責任保険は自転車事故など幅広く対応ができて保険料は月々百数十円程度ですので、お子様のいるご家庭には心強い味方となってくれるでしょう。

法的トラブルにも備えるのであれば、弁護士費用保険に加入をしておくのも有効な手段です。法的対応が必要となってしまった場合の弁護士費用を保険でまかなうことができ、無料弁護士相談のホットラインなど日常生活に便利なサービスも利用ができます。いざという時に専門家をすぐに頼れる、というのは日常生活の大きな安心感につながります。

突然起きてしまったトラブルには冷静に素早く対応をするのも大切ですが、日頃の備えもあれば更にご家族とご自分をしっかりと守ることができます。何かが起きたらどうやって家族を守っていくか?ぜひ一度、考えてみてください。

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