東京海上日動火災保険株式会社は、Planetway Corporation(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ)の非常にセキュリティの高いデータ連携技術と、従来のブロックチェーン技術を組み合わせて活用した医療情報連携の実証実験を完了したと発表しました。

ブロックチェーンは、決済や取引の自動化などの活用が期待されていますが、ブロックチェーンにおいて取り扱うデータそのものは暗号化されていません。そのため、保険業務で取り扱う契約内容や医療情報などの機密情報や個人情報等を扱う上では課題があるとされ、新たな技術が求められています。

Planetwayの「avenue-cross」は、エストニアの国民番号制度を支える非常に高いセキュリティ技術を適用したデータ連携基盤です。東京海上日動は福岡市の飯塚病院と連携・協力し、2017年1月から10月まで、この「avenue-cross」と従来のブロックチェーン技術を組み合わせたモデルを、医療情報連携に活用する実証実験を行いました。

今回の実験で実証できた主な結果は以下の通りです。
(1)保険会社と医療機関の間で、契約内容や医療情報等のデータを、安全性を確保しながら連携することができ、将来的に保険金支払業務の簡略化・迅速化を実現する可能性を示すことができました。
(2)ブロックチェーンとデータ連携基盤「avenue-cross」を組み合わせることで、プライバシー保護の課題解決に役立つと確認できました。
(3)今回の技術を応用することで、保険金支払業務以外の業務領域でも、業務効率化やお客様の利便性向上につながる可能性があると確認できました。