東京海上日動火災保険株式会社は、ソーシャルビッグデータ解析をもとに地方創生に寄与するインバウンド観光促進のための全国調査を実施しました。

株式会社電通と株式会社NTTデータの協業組織である「ソーシャル・インサイト・ラボ」の協力を得て、TwitterやWeiboなどのSNSデータを利用して、外国人観光客を対象とする調査を行い、レポートとしてまとめました。

分析期間は2015年11月から2016年10月で、英語のTwitterの投稿736,213件(英語)とWeiboの投稿100,128件(中国語)、合計836,341件のデータをもとに、世界50以上の国、・エリアの外国人の日本の観光に関する話題を分析しました。調査内容は、日本全国11のエリア単位での分析に加え、国籍ごとに外国人観光客の投稿件数の月ごとの推移、嗜好(見る、食べる、買う、体験する、の分類)や、まだ話題の量としては多くないものの、旅行者が評価の高い穴場観光スポットなどをまとめています。

調査結果の主なポイントは以下の通りです。
1.英語圏5カ国(米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド)では、「食べる」と「買う」の話題が多く、特にオーストラリアでは「食べる」が38%を占めているのとともに、「見る」が18%と多いのが特徴です。
2.アジア圏5カ国(マレーシア、フィリピン、インドネシア、シンガポール、インド)では、「食べる」「買う」が多いものの、シンガポールでは「体験する」が37%と1位を占める結果となりました。
3.中国は「買う」が2%と少なく、「見る」が49%、体験するが「33%」と買い物より風景や体験を楽しむことが好まれていることが分かります。
4.内容を言語分析して、ポジティブ(肯定的)とネガティブ(否定的)に分類した結果と、話題量の関係では、英語圏では寺院、神社、城などが話題量が少ないものの評価が高く、アジア圏では箱根や四季の風景などの評価が高いことが分かりました。
5.話題量が少ないものの評価が高い観光スポットは、北海道ではラベンダー畑、釧路料理、のろっこ列車、東北では小安峡温泉、銀山温泉、関東中部では駒形どじょう、河口湖、つらら、白川郷、関西では清明神社、中国四国では石見銀山、琴平、人力車、九州では玄界灘の景色、福江島沈没船、沖縄では渡嘉敷島でした。

東京海上日動は、2016年7月に地方創生室を設置し、地域企業のインバウンド対応力向上を支援する取組みを進ており、2017年3月には、経済産業省が創設した「おもてなし企画認証制度」の認証支援事業者(全国)として認定を受けています。

http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/170324_01.pdf