東京海上ホールディングス株式会社は、南アフリカ共和国およびその周辺国等で生損保事業を展開する Hollard Holdings社(HH社)とHollard International社(HINT社、HH社およびHINT社を合わせてH 社)株式の22.5%を合計50億ランド(約400億円)で取得することでH社と合意したと発表しました。

東京海上グループは、海外保険事業の規模・収益の拡大をグループ全体の成長ドライバーと位置づけ、先進国および新興国の両市場において、内部成長力の強化と戦略的なM&Aを推進し、先進国ではここ10年間の買収により、事業規模を大きく拡大してきました。一方、同社海外保険事業の事業別利益に占める新興国拠点の割合はまだ1割弱であり、今後高い成長が見込まれる新興国マーケットにおいても積極的に事業規模・収益を拡大させることを、新中期経営計画の重点施策として掲げています。

サハラ砂漠以南のアフリカ諸国は、中長期的に高い成長と地域分散が期待できる市場ですが、同社が自力で進出することが容易でない地域です。そこで、同社グループは2015年より緊密な関係を構築しているH社と更なる戦略的提携関係の深化を図るべく、22.5%を出資することで合意したということです。

文: 蟹山淳子