三井住友海上火災保険株式会社は、中国の交通銀行傘下の交銀康聯人寿保険有限公司(こうぎんこうれんじんじゅほけん、英文名 BoCommLife Insurance Company Limited)の持分37.5%を、豪州の大手銀行Commonwealth Bank of Australiaの生命保険子会社Colonial Mutual Life Assurance Society Limitedから取得することに合意したと発表しました。

中国はアメリカ、日本に次ぐ生命保険市場であり、今後も成長が見込まれています。同市場へ参入することで、同社の収益性の向上とリスク分散による事業の安定化が期待できます。また、交通銀行(2018年4月末時点の時価総額約7.3兆円)は、中国五大銀行の一つで、傘下に保険、アセット・マネジメント、証券、リース、信託等の子会社を持つ総合金融サービスグループであるため、合弁パートナーとなることで、中国生命保険市場での強力な事業基盤の確保が可能となります。さらに、中国の生命保険販売では銀行窓販チャネルの重要性が高く、交通銀行の窓販を主要な販売チャネルとする交銀人寿は、安定的な成長が期待できるとして、同社は本出資を決定したということです。

なお、取得金額は43.25億人民元(円換算額約747億円)で、同社は関係当局の承認を得られ次第、速やかに取得するということです。

文: 蟹山淳子