三井住友海上火災保険株式会社は、マレーシアで当社が出資するホンレオンMSIGタカフル社(当社35%出資)について、現地法改正にともなう生命タカフルと損害タカフル兼営の分離化に対応し、2018年7月1日付で生命タカフル事業を専業とすることに合意したと発表しました。損害タカフル事業については、現地監督当局の指導の下、他の損害タカフル専業社への事業移転を行う予定ということです。

タカフルはイスラム圏における保険制度です。イスラム圏では、イスラム法(シャリア)によって、金利や投機等が禁じられており、相互扶助を目的とした保険制度であるタカフルが発達しました。タカフルの仕組みは共済、相互保険会社と似ていて、契約者の掛金(保険金に相当)を基金として運営され、危険差益等が出た場合は契約者に還元されます。

ホンレオングループは、マレーシアを代表とする財閥であり、同社は2010年10月より同グループと戦略的提携を結んでいます。なお、マレーシアにおける損害保険事業会社であるMSIGマレーシア社、同社出資先の生命保険会社ホンレオン・アシュアランス社(30%出資)の事業展開や、同社とホンレオングループの戦略的提携に変更はなく、ホンレオンMSIGタカフル社の積極的な事業展開を目指していくということです。

文: 蟹山淳子