エヌエヌ⽣命保険株式会社は、「標準⽣命表」が 2018年4⽉に改定されることを踏まえ、契約⽇が2018年4⽉2⽇以降の契約より、個⼈保険の⼀部について、保険料率の改定を行うと発表しました。このほか、アドバンス・バリュー特約の取扱開始(現⾏のリビング・ニーズ特約の改定)、死亡保険の告知書扱による引受限度額の改定をあわせて行うということです。

1. 保険料率の改定
⽣命保険会社が積み⽴てる責任準備⾦の計算に⽤いる予定死亡率等を表した「標準⽣命表」が、死亡率の改善傾向を踏まえて改定されるのに伴い、一部の保険種類について保険料率の改定を実施します。なお、今回の保険料率の改定で、保険料は下がる傾向にありますが、予定利率の引き下げをあわせて⾏うため、保険種類によっては保険料が上がるケースもあるということです。

同社によれば、改定される商品は以下の通りです。
・ 定期保険 ・ 養⽼保険
・ 無解約返戻⾦型定期保険 ・ 終⾝保険
・ 無解約返戻⾦型収⼊保障保険 ・ ⻑期傷害保険

今回の改定によって、例えば定期保険(保険⾦額:5,000万円、保険期間:60歳、保険料払込期間:60歳)の保険料(月払、口座振替扱)は、35歳男性なら現行17,550円が改定後は14,400円(マイナス17.9%)に、35歳女性なら現行11,200円が改定後は10,550円(マイナス5.8%)に下がります。また無解約返戻金型収入保障保険(年⾦⽉額:50万円、保険期間:25年、保険料払込期間:25年、保険料払込⽅式:平準払、保証期間:2年)の保険料(月払、口座振替扱)は、35歳男性なら、現行18,250円が改定後は15,350円(マイナス15.9%)に、35歳女性なら現行12,750円が改定後は12,250円(マイナス3.9%)に下がります。

2. アドバンス・バリュー特約の取扱開始
アドバンス・バリュー特約はリビング・ニーズ特約(正式名称)の改定後の販売名称です。リビング・ニーズ特約は、余命6ヶ⽉以内と判断されたら、死亡保険⾦の全部または⼀部を特約保険⾦として受け取ることができる特約です。現⾏は個⼈が受け取り、治療費などの⽬的の活⽤しますが、同社は経営者にも使いやすくするため、被保険者の同意を得て法⼈を特約保険⾦の受取⼈にできるように、2018年4⽉2⽇以降より改定し、特約保険⾦の通算保険⾦額の上限を撤廃します。

3. 告知書扱の上限⾦額を引き上げ
法⼈保険の活⽤には、中⼩企業の成⻑ステージや経営状況に応じて、加⼊後の契約の⾒直しや保全管理などを⾏う必要がありますが、最適な保険商品や必要な保障額を理解した上で、⼿間と時間のかかる保険⼿続きをすることは、多忙な中⼩企業経営者にとっては大きな負担となります。そこで、⼿続きを簡略化して利便性を向上させるよう、⼀定条件を満たす告知書扱で加⼊できる引受限度額を、2018年4⽉2⽇以降の契約より 5,000万円へ引き上げるということです。