あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は2016年度よりスマートフォンを活用した「視界共有システム」を、一部の提携修理工場との間でトライアル導入を進めてきましたが、6月より全国の修理工場へ対象範囲を拡大し、動画と音声によるリアルタイムな損害調査を開始すると発表しました。

「視界共有システム」は、スマートフォンを活用して、細かい線傷やパネルの歪みも確認できる高品質な映像と同時通話で、修理工場とリアルタイムに打合せ・決定ができます。約40店の修理工場とトライアル運用を行った結果、これまでより速やかに損害を確認し、修理に着工できることが確認されました。そこで、全国14カ所に「視界共有システム」受診拠点を整備し、全国ネットで運用することとなりました。東京地区では土曜・日曜にもシステムを稼働させますが、定年退職後に再雇用契約した技術アジャスターが対応することで、働き方改革にもつなげていくということです。

同社は、損害サービスのサービス向上に努め、事故車両の見積業務の精度向上と修理時間短縮に取り組んできました。事故車両の損害調査は(1)技術アジャスター(物損事故調査員)が修理工場で直接確認(2)工場から送信された静止画像で確認(3)写真プリントで確認の方法が取られていますが、損害確認・修理開始までの時間をさらに短縮するため、「視界共有システム」の導入が検討されていました。

文: 蟹山淳子